お知らせ

『コラム読書をしよう(12月)』

今年度より新大学入試共通テストがスタートすることになり、どの教科でも文章の読解力が非常に重要になっています。文章読解力を向上させるためには単純ですが、『読書』が有効な手段です。そこで、今泉教室の浜津が毎月1冊のペースでおススメの本をご紹介していきます。

 

今回は村上春樹先生の『海辺のカフカ』。ノーベル文学賞の候補に挙がることで有名な村上先生の作品です。先生の作品はずっと昔にチャレンジしたことがありますが、その頃の私にとっては難解過ぎて途中で挫折してしまいました。そんな私が本作を読み始めたきっかけは「中学生や高校生におススメの本」としてよく取り上げられていたからです。

 

学生におススメされているということで以前に読んだ作品と比べると読みやすい…、ですが面白さを感じるようになるまでには時間がかかりました。やはり難しい。しかし、話しが展開していくにつれてどんどん先が気になっていく中毒性を感じます。面白い!!登場する人物が普通に考えるとかなり変わった超個性的な人達。話しをどんどん読み進めて謎が解けてくるか…、と思うとわからないことの連続…。結局最後までわからないままに終わってしまいます。

 

正直なところ、私は今までは自分が面白いと思うような読みやすい作品を中心に読んできました。ですので、このような読後感は初めてでした。口コミや解説なども全くみていませんので、村上作品がどんなものなのかを私は理解できていないと思います。そんな中で感じたのは『答えは自分で想像するかな?』ということです。もしくは、『もう一度しっかりと読み直すことで謎が解けてくるのかな…?』どちらにしても、今まで感じたことのないような不思議な魅力をそこに感じました。さすがはノーベル賞候補です。

 

登場する人物は社会の中で生き辛さを感じている普通とはちょっと違う人たちです。だからこそ、生きることに悩みを感じる人に是非読んでみて欲しいと思います。性的描写も非常に多いので、そこに抵抗がある人は避けた方が良いかもしれません。私は次は『ノルウェイの森』に挑戦してみたいと思います。

 

 

«

«