お知らせ

『コラム・読書をしよう(8月)』

今年度より新大学入試共通テストがスタートすることになり、どの教科でも文章の読解力が非常に重要になっています。文章読解力を向上させるためには単純ですが、『読書』が有効な手段です。そこで、今泉教室の浜津が毎月1冊のペースでおススメの本をご紹介していきます。

8月は生徒さんに推薦されて大好きになった1冊、百田尚樹さんの『フォルトゥナの瞳』です。神木隆之介さんと有村架純さんが出演された映画をご覧になった方も多いと思いますが、是非小説も読んでいただきたいと思います。話しの大まかな内容からご説明します。「幼い頃に家族を火事で失い、天涯孤独の身となった主人公が、ある日突然【他人の死の運命】を視る力を手に入れてしまう。その後、はじめて女性と愛し合うことを知った主人公の【死の迫る人を救いたい】という思いは、無常にも彼を窮地へと追いやっていく…。」

この作品は「人には運命というものが存在し、人の力でその運命を変えることができるのか?」というテーマで書かれていると感じます。作者の百田さんは放送作家でもあるためか、まるで映画を見ているような迫力とスピード感で話しが進んでいきます。私は映画版は見ていませんが、おそらく映画版では描ききれないような細かな心理描写が素晴らしいです。また、「自分の幸せと他人の幸せ」のどちらを優先するのか…、という究極の選択についても描かれており、主人公である木山慎一郎の仕事ぶりや人柄に共感する方も多いと思います。純粋に楽しめますし、深く読み込むことでいろいろな味わい方ができる1冊です。本を読み慣れていない人に、「読書の楽しさ」を分かりやすく教えてくれる作品です。どんどん先が読みたくなっていきますよ!!

百田尚樹さんといえば『永遠のゼロ』や『海賊とよばれた男』等、他にもとても素晴らしい作品があります。『フォルトゥナの瞳』を手始めに、百田さんの世界観に是非触れてみてください。

 

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